表現の良し悪しより、つながりを見たい

広告やキャンペーンが話題になると、私たちはつい、その表現が面白いか、よくできているかに目を向けます。

けれど、一つひとつの表現の背後には、企業が何を目指し、誰にどう認識されたいのかという判断があります。経営方針があり、ブランド戦略があり、そのうえでテレビCM、PR、Webサイト、SNSといった施策が組み立てられています。

個々の施策は、全体の設計の一部として見たときに、はじめて意味がわかることがある。

「コミュニケーションの設計図」は、経営・ブランド戦略から個々のコミュニケーション施策までのつながりを、根拠に基づいて解き明かすための場所です。

扱うこと

  • 企業の経営方針・中期計画と、コーポレートブランディングの関係
  • シリーズ広告やキャンペーンが、長期的に何を積み重ねているのか
  • テレビ、デジタル、新聞、ラジオ、Web、SNS、PRなどの接点が、どのように連動しているのか(IMC:統合型マーケティング・コミュニケーション)
  • その事例から、ほかの企業が自社のコミュニケーションに持ち帰れること

一つの事例を1本の記事で終わらせるのではなく、同じ構造で複数のブランドを分析し、比較できる研究として蓄積していきます。

書き方の方針

  • 企業が公表している事実と、編集部による解釈・推定は、分けて書きます。
  • 公式リリース、統合報告書、広告専門媒体の取材記事など、出典を可能な限り示します。
  • 非公開の戦略やメディアプラン、広告効果を断定しません。確認できないことは「確認できない」と書きます。
  • 長く続いている、話題になっている、といった事実だけで「成功事例」と評価しません。
  • 図解は概念上の関係を整理するためのもので、実際の因果や接触順序を実証するものではありません。そのことを図解ごとに注記します。
  • 記事には調査基準日を記し、誤りが見つかったときは訂正します。

Relensという名前

Relensという名前には、物事を見るレンズを変える、という意味を込めています。

同じ広告でも、表現として見るか、経営の言葉の翻訳として見るか、複数の接点の一つとして見るかによって、見えてくるものは変わります。一つの見方で評価を下すのではなく、異なるレンズを重ねながら、コミュニケーションの設計を読み解いていきます。